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希望に胸を膨らませた初期研修の初ローテ先が、呼吸器内科でした。初めての指導医は圧倒的な臨床能力を持った熱血者。呼吸器のモットーはよく遊びよく遊べだ!とおおらかに笑う先生達。崇高な理由はなく「人に惚れた」。これが呼吸器内科医になった理由のひとつです。人と人の繋がりは財産です。
また、呼吸器には感染、癌、アレルギー、COPDなど多岐にわたる分野があります。大学病院で行うような最先端治療や研究に興味がある人にも、common disease として一般呼吸器診療をじっくり行いたい人にも、自分のライフステージにマッチした働き方ができるのも呼吸器内科の魅力です!
誰にでも初めの一歩があります。隣の人の歩幅は気にせず、ただただ真摯に患者さんに寄り添って歩んでください。自然と知識や経験が身についてくると思います。患者さんは師です。そして、突き動かす原動力は「患者さんの幸せ」を探す情熱です。
「よくわからないけど…患者さんのために何かしたい!』その気持ちがすべてです。
研修医、そして未来の研修医の皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!
埼玉医科大学国際医療センターは日本屈指(世界屈指)のスーパーハード病院なので、こんなこともできてしまうのかと驚きの毎日です。
私が所属している呼吸器病センターでは、呼吸器外科、放射線腫瘍科、放射線診断科、病理診断科、緩和ケア科などと密な連携をもって診療しています。
各領域の専門家のプロフェッショナルとしての意識の高さを感じながら仕事ができることがなによりの魅力です。
2年間の研修期間はあっという間です。熱心に、貪欲に、色々なことに興味を持って前向きに取り組める研修医と一緒に働けることを期待しています。
もちろん、知識と経験の不足は、私をはじめとする指導医が補うのでご心配なく。
医師として一緒に頑張りましょう!
立地・ハードウエア:
美しい風景の中で医療に集中できる地域ですが、一方、都心へのアクセスもまずまず良いです。建物や医療機器等のハードウエアは世界最高水準で、常にアップデートされています。
業務内容:
まず救急疾患を含めた重症患者を診療できます。一方、大学病院らしい、特殊診療、研究(臨床研究・基礎研究)や教育にも力を入れています。研修を通じて基礎的な力を身につけることが第一段階、さらにその先の国際的競争力を視野に入れ、創造味あふれる仕事ができます。素晴らしい施設で最高の医療を後ろめたくない気持ちで提供する、これが醍醐味です。
研修医の頃は、技術・経験・知識などが不足しており、実質的に足手まといになっていると感じることもあるでしょう。しかし、大学病院で新鮮な活力や希望のある若い先生たちが勤務することで、病院スタッフは皆さんが思っているよりずっと助かっています。また指導者の枠組みにいる側のスタッフも、研修医によって日々成長させてもらっており、生涯指導しながら勉強している状態です。
一度当院に足を運んで、皆さんの先輩たちが職場でどのような「顔」をして仕事しているか直接ご覧になって、将来の展望を熟考していただければと思います。
もともと内科か外科で悩んでいました。
研修医の時に乳腺腫瘍科を研修し、形成外科と一緒に乳房再建を行いました。教授執刀の温存術は手術したとは思えないほど乳房変形がなく、綺麗だったことがとても印象的で、患者さんも驚いていたことを鮮明に覚えています。
乳腺外科は女性という立場から同じ気持ちで患者さんと一緒に考えお話ができるのではないかと思い、選びました。
乳腺腫瘍科はマイナーな印象がありますが、検診や診断、手術、薬物療法、最近では遺伝など多岐にわたって魅力のある分野です。
教科書や講義などで抱くイメージは、実際にBSLや研修で回ると違って見えます(私もそうでした)。
初期研修中は、乳癌に関わらず、いろいろな診療科を研修し勉強し体験してください。実際に体験したことや勉強したことは、違う診療科へ行っても必ず役に立つと思います。
そして、自分にとって好きな分野や興味がある分野に巡り合えたら、その道を歩んでください。
一緒に働ける日を楽しみにしています。頑張ってください。
医師になった時には外科の道と決めていました。理由はかっこいいからです。
研修医2年目の時に、繊細かつダイナミックといわれる呼吸器外科の手術に魅せられ、呼吸器外科に進もうと決めました。
当院は県内広範の医療を担っているため、肺癌だけでなく、気胸、縦隔腫瘍、感染性・炎症性疾患、胸膜疾患など多くの疾患、また、早期癌に対する胸腔鏡手術などのより低侵襲な手術から、他科と合同で行うような進行癌に対する拡大手術など様々な手術を経験できます。
思ったようにいかないことも多くて大変な時期だと思います。そんな時に支えてくれる指導医、同期が埼玉医大にはたくさんいます。私も多くを支えられました。
初期研修から埼玉医大にきましたが、埼玉医大でよかったと心から思っています。
一緒に働ける日を楽しみにしています。
『自分たちの手で、血行動態を大きく変えられる』
そのダイナミックさと繊細な手技や周術期管理に魅かれて心臓血管外科の道を志すことにしました。
この手で実際に心臓や大動脈を扱い治療していくことの魅力は、この道を歩み始めてしばらくたった今でも色褪せることはありません。
一つ一つの治療、判断に対するレスポンスが早いのも特徴で、時にその厳しさを感じることもありますが、その判断を繰り返しながら、患者さんが元気に退院していく場面に立ち会うことは、何よりのやりがいを感じます。
“知らないこと、分からないことがたくさんある”それは、あらゆる方面の知識・情報を吸収できるチャンスだと思います。
自分が将来進みたい・興味がある診療科のエキスパート達の診療を目の前で見る、数年後の自分の姿を見つけて目標にする、自分が将来進まないかもしれない道でも、すべての診療科の治療が、将来の自分の患者さんの治療や病態の理解に繋がる。あらゆる分野の専門家から学べる最大の期間が研修医の2年間です。
忙しくて大変なこの期間が必ず皆さんの将来の力になります。エキスパートの揃った国際医療センターで一緒に学び、成長していきましょう。
救急科といっても病院によって多彩な働き方があります。埼玉医科大学国際医療センター救命救急科は、初療での診断からICUでの全身管理、一般病棟での治療を経て退院までを一貫して行う『独立完結型施設』として診療を行っています。さまざまな重症度、診療領域で幅広く診療を行うのが特色です。
学生のみなさんはどの病院で研修を行うかということでまず大いに悩んでいるのではないでしょうか。私も当時は悩みました。
しかし、研修が終わって思うことは「どこ」で研修をしたかではなく「何」を経験したかがその後の医者人生に大きく影響するということです。
救急に限らず、現場にはたくさんの経験のチャンスがあります。2年間の限られた期間に是非多くの経験を積んでもらいたいと思います。
昨今の脳血管障害治療は脳血管内治療が主流となり、直達術が担当する機会は減少しています。そのため、熟練した直達術を提供できる脳神経外科医は、今後限られてくると考えられます。
そのような世の中において、脳血管障害の外科的手術に特化した脳卒中外科は、脳血管内治療では治療困難な症例を全国から受け入れ、脳血管障害に対する外科的手術を施行できる最後の砦として日々全員で修練しています。症例数も日本有数であり、手術教育の基本として早期に手術を経験することで見取り稽古を充実させる方針として、日本一の脳血管外科医を全員で目指しています!
学生の頃より脳神経外科医の道に進もうと考えていた私は、医師になった際にとにかく手技を行いたい、という一心でした。
しかし、現在の研修プログラムで実際に行える手技は、以前より限られている印象を持っています。当科では日本有数の指導医の下、安全で的確な手技を行える環境を整えています。ぜひ当科で、日本一の脳血管外科医を目指しましょう!
頭頸部腫瘍科と聞いてピンとくる人はいないと思います。私の所属する科は、癌疾患全体の数%のマイナーな耳鼻科領域の癌(咽喉頭癌・口腔癌・甲状腺癌など)を扱っています。
埼玉県で高度な治療ができる病院は限られ、癌センターと同規模で治療を行い全国的にも上位の症例数があります。希少な癌ゆえに、まだまだ標準治療の確立などは発展途上です。今後、皆さんがこれらを確立していける「やりがいのある分野』だと思います。
耳鼻咽喉科は当科のように外科的な一面、めまいやアレルギーなど内科的な一面もあり、幅広い年齢層と疾患を扱います。女性も多く、開業も可能です。診療科選びに悩んでいる方は一度、研修してみてはいかがでしょうか。
なぜ医師を目指したのか、どのような医師になりたいのか、もう一度考えてみてください。理想に近づくために、まずは目標となる先輩を探しましょう。
当院では高度医療を提供するべく、各科トップレベルの指導医、それを目指す若い医師で溢れています。医師としてのスキルはもちろん、診療に対する姿勢や患者さんへの優しさ、周囲への気遣いなど、目標となる先輩医師を見つけて真似をしましょう。気づけば自分がトップレベルの目標にされる医師になっているはずです。一緒に働けることを楽しみにしています。
当初、周産期医療に興味を持ち、産婦人科を選びました。しかし、悪性腫瘍の患者さんを診ているうちに「腫瘍学」に惹かれ、人生の一部を患者さんとともに歩むことで、自分自身も大きく成長できると思い、婦人科腫瘍学を専門に選びました。
国際医療センターの婦人科腫瘍科は、全国2位の婦人科悪性腫瘍手術症例数があり、婦人科悪性腫瘍に専門特化した環境での研修が可能です。
循環器、脳卒中センターも併設しているだけでなく、精神科、緩和医療科とのつながりも強く、多疾患並存の患者さんにも対応しています。
包括的がんセンターとして、基礎研究から臨床開発研究にも力を入れており、希望者は学位取得も可能です。海外の臨床試験グループとの連携も強く、総合的に婦人科悪性腫瘍を学べる環境にあります。
研修医の皆さんは、毎日が新しい発見の連続。1日があっという間に過ぎてしまう一方で、忙しい臨床をこなしながら、研究発表、論文執筆などたくさんのことに追われて大変な日々を過ごしていると思います。一生懸命やったことは必ず何らかの形で還ってきます。
私の好きな言葉は「一期一会」です。良き指導医との出会い、大切な仲間との出会い、忘れられない患者さんとの出会いなど、今振り返ってみると、大切な人との出会いの多くは、研修医と呼ばれる時期にあったように思います。
研修医と呼ばれる期間は、人生の中で今しかありません。今しかできないことをしっかりやり遂げて、素敵な医師になってください。
形成外科、と聞いてその仕事内容をイメージできる方はあまり多くありませんが、一言で言えば『手術により体表の病変を治療する診療科』です。
しかし取り扱う疾患は多岐にわたり、熱傷・外傷・顔面骨骨折などの救急疾患から、皮膚軟部腫瘍、血管奇形、慢性創傷、小児先天奇形、そして腫瘍切除後再建まで扱いますので、手術手技も多種多様な要素を含んでいます。
この多様さそのものが、形成外科の魅力の一つと言えるでしょう。
国際医療センター形成外科は、頭頸部癌、骨軟部腫瘍再建、乳房再建を扱い、マイクロサージェリーを駆使した遊離皮弁術を非常に多く行う、特化型の診療科です。
切除により生じた欠損を埋めつつ、最大限の形態・機能を目指すこれらの手術は、おそらく誰の目にもダイナミックに感じられると思います。
一般的な総合病院・大学病院の形成外科とは大きく異なる姿の形成外科として、我々は診療にあたっています。
当科は後進の先生たちの指導も重要なミッションと考えています。実際に臨床現場に出た際、形成外科的な知識を要する外傷や慢性創傷は非常に頻度が高く、どの先生も遭遇しうるものだからです。また、手術手技についても基本動作となるものが多いといえるでしょう。
手術における技術指導(縫合法など)は勿論のこと、学生講義(4年生:形成外科に関わる国家試験問題の解説)、研修医向け講義(ERにおける外傷の対処法、顔面骨骨折の診察など)といった教育的活動に取り組みながら、皆さんが「形成外科的視点」を習得してくださることを目指しています。
形成外科への見学・実習・ローテーション、万全の準備でお待ちしています。